あいときぼうのまち

映画「あいときぼうのまち」を観た。

東北大震災で大きな被害を受けた家族の物語だ。

 

時間軸は、主人公が生きる現代から祖母の若かりし頃、さらにその父親の三代に遡り縦横無尽に展開するが、土着する人々は、終戦間近のウラン採掘の史実と原子力発電というたった一つのテーマによって結ばれていく。

 

時間の流れを理解するまでは少々難解にも感じる映画だが、しっかりとそこに生きる人々の苦悩や生き様も描かれていて、脚本家の問題提起も伺える。

 

脚本は「戦争と一人の女」の監督でもある井上淳一氏でかつて共に映画に取り組んだ戦友だ。

 

毎日トークショーをやっているというこの作品、キャストスタッフの熱を感じた……。